キッズモデルとして活動する上で、
どんな人にも気持ちよく挨拶が出来る子というのは
必須条件とも言えます。
あのスタッフさんは苦手だからやりにくい、
なんていう感情は表に出さないだけで大人でも良くあるものです。
でも、大人は仕事であると気持ちを切り替えることが出来ますし、
皆そうやって乗り切っています。
しかし、赤ちゃんや二歳くらい小さなお子さんには、
自分の感情をコントロールすることは出来ないに等しいと言えますね。
そのため、特に小さなお子さんの場合は現場のスタッフとの相性が
撮影の出来を大きく左右することもあるのです。
赤ちゃんや小さなお子さんに苦手意識のある大人も多くいます。
そのようなスタッフがいると、たとえ赤ちゃんでも敏感に感じ取るものです。
メガネをかけている人に泣いてしまう場合もあるというのは良くあることですね。
カメラマンに人見知りしてしまうと、かなり厄介なことになります。
やっと撮影出来たと思ったら涙目だったり…本当に困ってしまいますよね。
またそれとは逆に、赤ちゃんがスタッフに懐いたら
撮影は驚くほどスムーズにいきます。
声をかけられるだけでニコニコと笑ってくれるため、
予定時間を大幅に残して終了することもあります。
モデル本人とスタッフとの相性が良いか悪いかは、
実際当日会ってみないことには分かるはずはありません。
そのため、「運」としか言いようがないのかもしれません。
しかし初めは人見知りしてしまっても、
交流するごとに少しずつ心を開いていくということも大いにあり得ます。
お母さんが抱っこをした状態でスタッフさんに挨拶をするなど、
本人が安心出来る状態での接触を試みると良いかもしれません。
2歳くらいである程度言葉の意味を理解出来るお子さんですと、
お母さんが楽しそうに話しているのを見て
「この人は怖くない」と認識し、打ち解けていくこともあります。
このようなことを考えると、やはり小さなお子さんのキッズモデルとして活動は、
大変なことも多く付きまとうものなのです。
嫌々やらせてしまうと、余計にカメラ嫌いになるなど本人にとっても良いことはありません。
そこはお母さんが上手くサポートしてあげ、
本人も楽しんで撮影に臨むことが出来るというのが最も理想的なかたちではないでしょうか。