赤ちゃんモデルは需要が意外とあるのですが、その分応募者も多いのが難点。
オーディションに受かるためにも、書類に添付する応募写真にこだわり、ライバルに差をつけましょう。
赤ちゃんはこちらの言うことを聞かないから、写真がうまく撮れなくてもしょうがないと思っていませんか。
じつはオーディションに受かりやすい写真の撮り方というものがあるのです。
必ず一枚は笑顔の写真を入れる
親としてはどんな表情でも可愛いと思うでしょうが、企業がもっとも求めているのは赤ちゃんの笑顔です。
見ている人が思わずつられて笑顔になってしまうような応募写真がもっとも理想的。
そんなの難しいと思うかもしれませんが、赤ちゃんが一番素直に笑ってくれるのはママやパパが相手のときですよね。
諦めずに根気よく笑顔のシャッターチャンスを狙いましょう。
ベストショットを撮れるまで何百枚もシャッターを切るなんてことは珍しくないんですよ。
カメラを警戒しないように触らせてみたり、撮った写真を見せるなど、撮影=楽しいものと赤ちゃんに覚えさせるのも笑顔を撮るコツです。
当然、笑わないからといって叱ったりしちゃダメですよ。そうすると撮影=怖いものと刷り込まれて、不自然な笑顔しか撮れなくなってしまいます。
飽きてぐずったら、休憩するかその日は撮影終了にしてしまいましょう。
日頃からイベントがなくてもこまめに撮影をするようにしておくのも、赤ちゃんをカメラに慣れさせるのに有効です。
カメラに慣れさせておけば、採用された後の撮影もスムーズに進みやすくなります。
ただし顔がくしゃくしゃになりすぎている笑顔は元がどのような顔なのかわかりにくいので落とされやすくなります。
笑いすぎず硬くない絶妙な表情を狙ってください。
また、応募写真は数パターン求められることがほとんどなので、どちらも笑顔の写真にするのではなく、もう一枚はすまし顔にするなどして、いろいろな表情ができるアピールをしましょう。
撮影場所にはこだわって
自然な表情を撮りたいからと自宅で応募写真の撮影をする人も多いですが、自宅撮影には落とし穴もあります。
まずは部屋は絶対にキレイにすること。
床やテーブルの上などに物がゴチャゴチャ置いてあるところが写ってしまうのはNGです。生活感のあるものはできるだけ排除しましょう。
薄暗い中での撮影もよくありません。
照明をつければいいと思うかもしれませんが、できれば自然光が入る窓の側などがベスト。
壁際で撮るなら、背景は白い壁がいいですね。白は清潔感があり、レフ板効果もあります。
白い壁がないなら、壁や広げたダンボールに白い紙を貼り付けて撮影するのもおすすめです。
柄の派手な壁やカーテンをバッグに撮影するのは、そちらに目が行ってしまうためNGです。
野外で撮影するなら、屋上などで青空をバッグにしたり、公園など自然が多い場所での撮影がおすすめ。
どこで撮影するにせよ、背景にこだわりすぎてそちらが主役にならないように気をつけてください。
撮影技術は勉強すべし
いまでは誰でも簡単に写真を撮れるようになりましたが、他人から素敵と思われる写真を撮るとなると、どうしても技術が必要です。
カメラの扱い方や、きれいに人物を撮る方法などは、ネットで検索するだけでたくさん出てきます。それらを参考に、撮影技術を向上させましょう。
面倒かもしれませんが、あなたの努力の差で、オーディションに受かるかどうかの結果が違ってきます。
もちろん高いカメラのほうがきれいに撮影できますが、技術もなく高額なカメラを使うよりも、適当な値段のカメラでも技術がある人が撮った写真のほうが魅力的です。
もちろんプロ顔負けのすばらしい撮影技術なんて習得する必要はありませんが、素人でも素敵な写真を撮れるコツくらいはつかんでおいたほうがいいですよ。
カメラは必ずしも一眼レフでなくてはらないというわけではありません。最近はスマホでも高画質で撮影できるものがあります。
服装や髪型は?
赤ちゃんモデルの応募写真でもっとも悩むのが服装や髪型。
こりたくなる気持ちはわかりますが、あくまでも主役は赤ちゃんなので、目立ちすぎる服装や髪型はやめてください。
派手なものよりもシンプルであなたの赤ちゃんの様子がわかりやすい服装が好まれます。高級ブランドでそろえなくても、清潔感があればどんな洋服でも大丈夫です。
ベビー服やベビーブランドのオーディションに出すための応募写真なら、そのブランドの服を着せて撮影するのは有効となっています。審査側もイメージが掴みやすくなるかもしれません。
髪型も寝癖があるのは論外ですが、ちょっと整える程度で十分です。
寒い季節だとしても、モコモコと着込ませるのはNGです。体型がわからないくらい着せてしまうと選ばれにくくなってしまいます。
寒いなら温かい室内で、体型がわかるくらいの薄着で撮影しましょう。
このように赤ちゃんモデルの応募写真には撮影者の努力が必要です。
可愛い写真が撮れたからといって、いきなりそれで応募するのではなく、何枚もいろいろなシチュエーションで撮影してみて、もっとも優れた写真で応募しましょう。
ベビーの時期はあっという間です。後悔しないようにできることは試してみてくださいね。