キッズモデルをしている子の中には、

意外にも普段は引っ込み思案で恥ずかしがり屋なんていうタイプの子もいます。

中には強い人見知りがあり、お母さんの後ろに隠れてしまうという子もいます。

 

しかし、雑誌などに掲載されている姿を見ると、

とてもいきいきとしていてお姉さんのように見えたりします。

このような子は、子供である自分の顔とモデルである自分の顔を持っていて、

仕事のときは瞬時に切り替えることが出来るのでしょう。

子供ながらにして、すでにプロとしての自分を持ち合わせているのです。

 

キッズモデルの仕事は、子供だからといって

何事も許されるという世界ではありません。

オーディションに合格した時点で、

子供にはプロとしての責任が生まれます。

撮影当日に具合が悪くなったため行くことが出来ない、

などと言うことはあってはなりません。

 

そのために体調管理は万全にしておかねばなりません。

(しかし赤ちゃんモデルの場合は、体調が急に変わることもあるため、

最低2人という体勢がとられています。)

 

交通手段も、当日遅刻することのないように綿密に計画を立てていきます。

 

プロとして、お金をいただいて仕事しているんだ、という自覚は必ず親には必要です。

そして、もちろんそれを子供にも理解させておかなければなりません。

キッズモデルの世界は、考えるよりも厳しい世界なのです。

 

小さな頃からキッズモデルとして活動している子供たちは、

その活動を通して早くから社会を学んでいくことが出来ます。

モデルを始めるまでは人見知りで挨拶もきちんと出来なかったという子も、

仕事を通して大人と接する機会が増えるにつれ、

自分からきちんと挨拶が出来るようになったといいます。

 

このように、仕事でたくさんの大人と接することにより、

自分はこの人たちと一緒に仕事をするプロなんだ、という意識が本人にも生まれるのです。

 

幼い子供に酷ではないか?と思われるのであれば、

子供にキッズモデルをさせることは良く考え直してみるべきかもしれません。

 

それでもやらせたいと思ったり本人がやりたいと望むのであれば、

先に述べたことを理解した上でチャレンジするのが良いでしょう。