最近テレビで観ない日はない子役タレントたち。
誰よりも可愛い我が子がデビューして売れっ子になれたら…
と淡い期待を抱く親御さんも少なからずいらっしゃることでしょう。
特にドラマやCMに引っ張りだこの売れっ子子役タレントのギャラは、
とても気になりますよね。
年収ウン千万~ウン億円とも言われています。
数年前に「スラムドッグ$ミリオネア」という映画で
主人公の幼少時代を演じたスラム出身の少年が、
1000万円のギャラをもらうというニュースは大変話題となりました。
しかし、これは通常ではあり得ない価格なのです。
日本の子役タレントのギャラは、大人の人気タレントの10分の1程度と言われています。
誰もが知る超有名子役タレントでも、民放の連続ドラマの出演料は
1話につき5万円~7万円ほどになります。
NHKになるとさらに安くなり、大河ドラマでも1話あたり2万円以下なのだそうです。
ただこれはドラマでの話であり、CMになるとがらりと変わってきます。
CMの場合、メインに抜擢されたら30万円~70万円、
サブでも大手企業のCMであると2時間の拘束で6万円~10万円と言われています。
しかし売れっ子タレントになると、一本のCMで数百万円に跳ね上がるということです。
では、子役タレントのギャラは誰のものになるのでしょうか。
子役タレントのギャラについて、親同士が揉めることはたくさんあるそうです。
子供が働いて貰っているのですから、もちろん子供のものとなります。
そのため、親が子供の了承を得ず勝手に使うということは許されません。
高額なギャラを稼いでいる場合、たとえ親が親権者であっても
税金などに関して親の扶養から外れることになります。
また親が被扶養者の要件を満たせば、子供の扶養に入ることもあり得るのです。
しかし、もし子供が子役タレントとして働きながら親を扶養していたとしても、
義務教育が免除されることはありません。
人気の売れっ子な子役タレントになってくれたらそれは嬉しいことと思いますが、
やはり子供は本来の子供らしい生活を送ってほしいものです。