モデルを目指すキッズのママたちが、気軽に情報交換が出来る場がキッズモデル掲示板です。ショーや撮影、オーディションを実際に経験したリアルな情報が手に入りますし、仲間作りにも役立ちます

ただし、匿名性の高いネット情報は、同時に危険もはらんでいます。キッズモデル掲示板を利用する際における注意点を見ていきましょう。

ネット掲示板を利用する際の基本的な注意点

まずは内容にかかわらず、ネット掲示板において注意すべき点をしっかり頭に入れておくことが大切です。

1.掲示板のルール、注意書きを読む

一口に掲示板と言っても、どこのサイトの掲示板も同じルールを定めているわけではありません。

場所が変わればルールは変わります。

これをしっかり把握するためには、利用する前にサイトの「利用規約」や「ご利用の前に」といった注意書きをよく読むことが必要です。

掲示板は基本的に利用者の自己責任ですから、事前に管理人が内容のチェックをすることはありません。

情報交換やコミュニケーションを円滑に進めるためにルール厳守は必須です。

例えば、あるキッズモデルや子役に関する掲示板では、商品名や企業名およびオーディション内容の書き込みは守秘義務違反と見なされる恐れがあるので、禁止しています。

また、これはどのサイトでも共通していることですが、特定の人物に対する誹謗中傷の書き込みは禁止です。

ルールだけでなく、モラルやマナーの問題にもなりますので、利用規定はしっかりと守って掲示板を活用するようにしましょう。ルール・モラル・マナーを守らないと、そのつもりはなくても「荒らし」と認識されてしまう危険があります。

2.テーマに沿った書き込みをする

掲示板で質問をする際、スレッドを建てます。

当然ながらこのスレッドが、サイトの方針に合ったものにしましょう。スレッドに対する回答も質問に合ったものにし、話題が他にそれないようにしましょう。

掲示板は匿名で書き込みができるため、前の回答に対して批判的な物言いをしたり、挑発的な言葉を使う人も多く、そうなると話題がどんどんそれていってしまいます。

また、スレッドを建てて回答を得たら、必ずお礼のレスをします。当たり前と思われるかもしれませんが、意外と忘れてしまう人が多いのです。

質問しっぱなしは失礼ですので、気持ちよく掲示板を利用するために、お礼は必ずするようにしましょう。

3.個人情報は書き込まない

住所や電話番号はもちろん、実名で書き込むことも避けるべきです。

調べれば名前だけでも個人が特定できてしまう危険があり、住所や電話番号、年齢等も明らかになってしまいます。悪徳業者のリストに登録されてしまうと、業者同士で名簿が出回り身に覚えのないメールや電話がかかってくることになりかねません。

どことどこのオーディションを受けた、このショーにはいつも出ている、などといった書き込みも、しない方が無難です

キッズモデルとして活躍すればするほど、お子さんは目立ってきますので、気付く人は気付きます。キッズモデル掲示板を利用している人同士は実際に現場で会っていることも少なくないと思われますので、意外と特定できてしまうのです。

もし、お子さんをいずれキッズモデルだけでなく子役タレントとして活躍させたいと考えるならなおのこと、個人情報の流出は絶対に避けましょう。

書き込み内容すべてを真に受けない

掲示板は匿名で誰でも書き込めるようになっています。たくさんの人がいろいろなことを書き込みますので、情報も入り乱れがちです。

また、特に根拠もなく書き込んでいる場合もあり、その情報が正確かどうかも定かではありません。

わざとそうしているのではなく、その人はそう信じていても、間違っていることだってあるのです。

すべてを真に受けてしまうのはいただけません

掲示板の情報を有用活用するには、得た情報をそのままうのみにせず、確かな筋からきちんと確認する一手間が必要不可欠です。
オーディションに合格したり雑誌の撮影に実際に参加している人からの書き込みがあれば参考にしたいところですが、事務所に所属すると個人ではあまり自由に情報が発信できません。

情報の真偽のほどをきちんと見分け、有用な情報を手に入れるスキルも必要です。

最後に

キッズモデル掲示板で気を付けたいことは、掲示板を利用するのは大人であるご両親ですが、そこに書き込まれる情報はお子さんのものであることが多い、ということです。

大人同士で情報を共有することがお子さんのキッズモデルとしての活動を後押しするものであれば良いのですが、特定の子どもをたたいたり、実際に活動している子の悪口を書き込んだり……というものになってしまうと、せっかくの掲示板も価値がなくなってしまいます。

お子さんが楽しくモデル活動できるように、掲示板を正しく活用し、情報を悪用されない、しないようにすることが大切です。