キッズモデルとしてお仕事をするには、事務所に所属したり、オーディションに応募したりする方法が良く知られています。

 

雑誌の読者モデルに直接応募するという方法もありますね。

 

そんな、公然と採用が行われているように見えるこの業界。

 

案外、人のつながりが大事なこともあるのです。

 

大手の大きなお仕事は、やはりオーディションなどを通じて選考されることが多いのですが、それ以外のお仕事もたくさんあります。

 

地域情報誌のワンコーナーや、近所の美容院のカットモデルなど。モデルのお仕事にきっかけが、「行きつけのお店でモデルの仕事を頼まれたから」ということもあるものです。

 

先日、知り合いのお子様が地方のテレビCMに出演していると聞きました。でも、どこかの事務所に所属しているなどの話は聞いたことがありませんでした。

 

どうやって採用されたのでしょう?

 

きっかけはママさんだったそうです。

 

ラジオのパーソナリティーなどを務め、事務所に所属しているママさん。「CMに出てくれる兄弟を探しているんだけど。 君の子、男の子兄弟だったよね?」と声がかかったそうなのです。

 

その後、カメラテストなどがとんとん拍子に進み、CM出演になったというわけです。

 

この手の話は、意外と多いもので、頼んでいたモデルが急に来られなくなったから…モデル事務所などに依頼するのも面倒だから、知っている子に…など、必死でオーディションに挑んでいる人にとっては、「えっ?」という理由で、いとも簡単に採用されている人もいるのです。

 

このように偶然のような形で採用された人の中には、本人の希望にかかわらず、次回のお仕事が回ってくる子もいます。

 

大事なのは、日頃の人づき合いを大切にし、良い意味で人に覚えてもらえること。

 

笑顔がステキで気持ちの良い挨拶をしてくれる、たくさんの子の中でもキラキラ輝いて見える子。そんな子ではないでしょうか。

 

このような人のつながりがもたらすキッズモデルのお仕事は、お子様本人だけでなく、お母様や家族の人づき合いもおろそかにできません。

 

先にあげた、お母様のつながりでCM出演に至ったように、お父様や兄弟、親戚など、どこからチャンスが来るか分かりません。

 

お父様の会社のチラシを作るときに、キッズモデルを依頼され、その後、会社のイメージキャラクターになったという話も聞いたことがあります。

 

ただし、メディアに出たいからといって、関係先にしつこく言い寄っては逆効果になる可能性もあるので、注意が必要です。

 

人のつながりがもたらすキッズモデルのお仕事は、待っていても来るとは限りませんし、関心がなくても依頼が来る時もあります。よって、キッズモデルを目指すなら、やはり事務所に所属しながら、オーディションなどにトライするのが良いと思います。

 

そのうえで、人付き合いを大切にし、自分磨きに励み、チャンスを待つのが良いと思います。