雑誌や商品パッケージなどに載っている赤ちゃん、
どの子もかわいいですよね。
でも、自分の子が生まれると「この子が一番」になるのが、
親だったりします。
約10か月間、お腹の中で育て、
お腹を痛めて産んだ子は他のどんな子よりかわいく思えます。
街で見かける赤ちゃんに「かわいいね~!」と声をかけながらも、
やっぱり「自分の子が一番だわ」なんて
思ってしまうのではないでしょうか。
自分の子が一番に思えるのは、
何気ない瞬間に見せる素敵な笑顔や、
「ママ、ママ」と泣いたり、
できないことを苦労してできるようになった瞬間を見たりといった、
他の人は見ることができない瞬間をたくさん見るからかもしれません。
残念ながら、自分にとっては一番の赤ちゃんも、
赤ちゃんモデルに応募してみると、合格するとは限りません。
時には、「オーディション会場で、この子には負けないわ!」と
思った子が合格し、自分の子は不合格ということもあるかもしれません。
赤ちゃんモデルの難しいところは、
見た目がかわいいだけではなかなか合格しないということです。
一般的に人懐っこい子のほうが合格しやすいと言われていますが、
人見知りをしないからといって合格できるわけではありません。
みていると赤ちゃんモデルのオーディションには、
採用サイドの意向が大きく影響するようです。
月齢や発達、体格など努力ではカバーできない、
様々なポイントを採用側は見ています。
だから、お子様が不合格になったからといって、
かわいくないとか、できない子だということは決してありません。
赤ちゃんは一人一人、発達・発育が異なりますし、
性格も異なります。
赤ちゃんにも好き嫌いがありますので、
人がたくさん集まる場が好きな子も嫌いな子もいます。
カメラを向けられるのが好きな子もいれば嫌いな子もいます。
これらは個性ですので、どれが良くてどれが悪いということはありません。
例えば、発達・発育が早い方が良いと考えるお母さんがいますが、
赤ちゃんモデルとしてみると、遅い方がポイントは高くなる場合もあります。
自分の子を赤ちゃんモデルにしたいと考えているお母さんに、
注意してほしいのは、
モデルの選考に落ちたからといって、
ダメな子ではないということです。
モデルの選考に何度も落ちてしまっても、
赤ちゃんを責めないでほしいのです。
大切な面接で号泣してしまっても、
赤ちゃんに悪気があるわけではありません。
知らない人たちに囲まれてどれだけ不安だったことか、
赤ちゃんの気持ちも考えてあげましょう。
もし、何度面接を受けても泣いてしまうようであれば、
赤ちゃんが嫌がっていると考え、
しばらく期間をおいてあげる方が良いかもしれません。
今、赤ちゃんモデルとして機会をもらえなくても、
大人になってモデルとして大成するかもしれません。
それだけ、赤ちゃんは可能性を秘めた存在です。
何より、赤ちゃんはお母さんにとって、
大切な存在であることに変わりはないはずです。
赤ちゃんモデルを目指してみるのは良いですが、
お母さんが大事なことを見失わないように願うばかりです。