何時間くらいかけて行われるものなのでしょうか?
日本モデルエージェンシー協会(JMAA)という、
様々なモデル事務所が所属している団体があります。
この協会は「守ろう!肖像財産権」を掲げ、
公正な肖像利用の促進と会員モデルエージェンシーの
企業活動のサポート等の活動に取り組んでいます。
当協会では年少者、児童の出演に関するガイドラインを定めており、
拘束時間についても細かく決められておりますのでご紹介します。
1歳未満の乳児は2時間以内
6歳未満の幼児は3時間以内
小学校低学年の幼児は4時間以内
小学生高学年~中学生の児童は6時間以内
となっています。
さらに知りたい方は、
⇒ JMAAのサイトへ
赤ちゃんや小さな子供の場合、ロケ地までの移動時間や
休憩時間などにも配慮が必要です。
特に赤ちゃんは一日の生活ペースがありお昼寝の時間も必ず必要ですので、
仮眠が出来るスペースも用意されるべきなのです。
しかし、上記のような配慮をしてくれるのは、
ほとんど無いのが現状です。
実際には生後3ヶ月などの本当に小さな赤ちゃんでも、
丸一日拘束されることも多々あります。
撮影する側も、今日中に何とか終わらせなければないらないなど事情があります。
赤ちゃんの場合は撮影したいときに寝てしまったりすることもありますので、
起きるのを待ってから撮影開始、などとしていては、
到底二時間以内では終わらないのです。
そのため、特に小さな赤ちゃんには大きな負担となります。
撮影が終了したら、その日と翌日は家でゆっくりと休ませてあげるなどしましょう。
撮影当日にきちんとお昼寝の時間を持たせてあげたとしても、
気づかないうちに赤ちゃんも神経を使っているものです。
実際、2日連続の撮影では、2日目は最初から
最後まで起きずに終わってしまったということもあります。
(このようなことがあるため、赤ちゃんは最低2人呼ばれていることがほとんどです。)
前日丸一日拘束されていたことにより、赤ちゃんにも相当疲れが溜まっていたのでしょうね。
このように撮影は拘束時間も長くなり、子供にとっても体力が要る仕事です。
体が資本ですので、日々の体調管理には気をつけたいものです。