華やかなファッションに身を包み、世の中に人々の注目を集める「モデル」は、特に女子人気の高い職業の一つです。
でもいったい、モデルになるにはどうしたらいいの?
その具体的な手順について、4つの方法を紹介していきます。

さぁ自分に合った方法を探してみましょう。

モデル事務所に登録する――所属オーディションを突破

モデルとして活躍するためには、まずモデル事務所に所属するのが近道です。
モデルのお仕事を管理し、スムーズに進められるよう準備してくれるのが、事務所のお仕事。
華やかな世界で活躍するモデルの多くは、所属事務所を通してモデルの仕事をもらっている、ということなのです。
もちろんフリーランスの立場で全てを自分でこなすモデルもいますが、モデル業以外の雑務も多くなってしまいます。
特に実績が無い場合、仕事をもらうのにも苦労するはずです。
まずは素直に、事務所に所属するのが一番でしょう。

さて、モデル事務所に所属するための方法もいろいろです。
一般的なのが、所属オーディションを突破する方法。
様々なモデル事務所の中から、自分の希望に合うところを見つけたら、オーディション情報を見つけ応募することになります。
ウェブや郵送で自身の情報を送付することで、書類審査が行われます。

写真や書類審査を突破したら、次は面接へ。
事務所によって所属するモデルとの契約内容は異なりますから、事前によく確認しておく必要があります。

またモデルの養成所や専門学校などでは、モデルとして活躍するための知識や技術を学べるほか、事務所やオーディションの情報をあっせんしてくれる場合も。
オーディションを突破するためのコツを学べる可能性も高いですから、検討してみるのも良いでしょう。

モデル事務所に登録する――スカウトされる

モデル事務所に登録する際の、もう一つの方法が「スカウト」です。
オーディションが「自分から働きかける」手法だとしたら、スカウトは「相手の方からの働きかけを待つ」という手法になります。
街を歩いていたら突然声をかけられて……なんてエピソードトークを聞くと、「うらやましい!」と思う方も多いはずです。
しかし現実には、スカウトがきっかけでモデル事務所に所属する方は、非常に少なくなっています。

また自分に声をかけてくる相手を選べるわけでもありませんから、事務所選択の自由は少なくなってしまいます。
近年は「スカウト詐欺」などの犯罪行為も少なくありません。
もし本当にスカウトマンに声をかけられ、「やってみたいな」と思ったときには、慎重な判断が必要となるでしょう。

雑誌モデルのオーディションを突破する

さてここからは、「まず事務所に所属し、モデルの仕事をゲットする」のではなく、「とにかくまずは仕事をゲットしたい!」と思う方向けの手段です。

上と同じ「オーディションを受ける」という方法ですが、こちらは「雑誌が独自で行っている、専属モデルのオーディションを突破する」という方法です。
オーディションに合格することができれば、該当雑誌の専属モデルとしてデビューできるほか、モデル事務所と契約できる可能性も高まります。

人気雑誌であればあるほど、オーディションは当然「狭き門」となりますが、合格した場合のメリットも大きい手法だと言えるでしょう。
こうしたオーディションは不定期で行われることも多いですから、情報を逃さないための努力も必須です。
雑誌モデルのオーディション詳細は、雑誌上にて発表されるケースも多いので、センスを磨く意味でもこまめにチェックしてみてください。

読者モデルを目指す

モデル事務所も専属モデルも敷居が高そう――!

こんな方にオススメなのが、第四の方法。
専属モデルよりもハードルが低い「読者モデル」を目指すというものです。

専属モデルが雑誌全体のイメージやブランドが持つ影響力を高めるために起用されるのに対して、
読者モデルは「読者にとってより身近な情報を、つたわりやすい形で発信していく」という役割を担っています。

専属モデルと比較するとギャラは低いですが、誌面をのぞいてみると多くの読者モデルが活躍する様子がおわかりいただけるかと思います。
「一年単位の契約制でその都度募集する」というスタイルが主流なので、より多くの採用者が生まれる計算となります。

近年は「読者モデルとしてデビューしたら、人気急上昇! そのまま芸能界デビュー」という流れもスタンダードなものとなっています。
様々なメディア、そして読者が注目している存在だからこそ、「まずは読者モデルを目指してみる」というのもオススメの方法です。

専属モデルと比較すると、求められる容姿やスタイルのレベルは低め。
しかし、みんなに「いいな!」と思ってもらえるような、自分らしいスタイルや魅力は必須です。
また自らの手で積極的に情報を発信していく姿勢も必要となります。
雑誌によって、「どんなイメージの読者モデルを求めているのか」は、かなり異なります。
普段の自分の雰囲気に近い雑誌や、愛読している雑誌を選んで応募するのがオススメです。

応募期間ではない場合でも、読者モデルが登場するイベントや街角スナップ写真イベントなどには、積極的に参加してみて。
そこから縁がつながる可能性もあります。

読者モデルの場合は、まず「数が多い」という特徴があります。
読モになれたからと安心するのではなく、周囲のみんなよりも注目される存在になるため、そこから努力を開始する必要があるでしょう。

「みんなに素敵!と思われるようなモデルになりたい」という願いは、簡単に叶うものではありません。
どの方法を選ぶにしても、まずは自分の魅力を磨き、伝える努力が必須です。