自分の子供をモデルにしたい!と思うこと、親なら一度はあるのかもしれません。親の前で見せる子供のかわいらしさは、格別の物。「もしもこの子がモデルになって活躍するようになったら……」と夢も膨らむことでしょう。
子供をモデルにする方法は様々ですが、今回は「オーディションを突破して、キッズモデルとして活躍する道を開く」という方法について紹介します。
まずはオーディション情報を探す!
オーディションに合格してキッズモデルになりたい!と願う場合には、まずオーディションの情報を集める必要があります。
キッズモデルは、各ブランドが独自で行っていることも多いものです。
オーディション情報を探し、応募をすることが第一歩となります。
オーディションの情報は、各ブランドによって発表方法が異なります。またどれくらいの頻度で開催されているのか、応募条件、募集要項、応募方法などについてもブランドそれぞれで特徴があります。
例えば世界的に有名な洋服ブランド「GAP」では、ベビー部門とキッズ部門にわかれていて、それぞれで審査が実施されます。
ブランド商品を購入する必要はなく、ネットからも写真の応募が可能となっています。
InstagramやFacebookからの応募も可能なので、気軽に応募することができます。
反対に、小学生女子に人気のブランド「JENNI」で開催される「ジェニィガールオーディション」では、対象ブランドの商品購入が必須で、応募も店舗への提出が必須と、かなり条件が厳しくなっています。
どんなブランドでオーディションを開催しているのかを把握するときには、応募方法についても併せてチェックしておきましょう。
キッズモデルで求められる年代は?
キッズモデルオーディションの情報を探していると、求められる年代(サイズ)に大きな隔たりがあることに気付くことでしょう。
キッズモデルとは、文字通り「子供のモデル」を募集するためのオーディションです。
誌面やウェブに掲載された写真から「子供らしさ」をアピールするためには、身長110センチ前後が理想的だと言われています。5歳~6歳前後の平均身長がこれくらいですから、幼稚園の年中から年長あたりの年齢が、キッズモデルの「黄金期」です。参加できるオーディション情報も、数多く見つけられることでしょう。
反対にこの「黄金期」以外の子供がキッズモデルを目指そうと思うと、かなり門戸が狭くなってしまいます。特に小学校中学年以上は、情報を探すだけでも一苦労!といった実情があります。ローティーン向けのデザインを扱うブランドや、ジュニアサイズを展開するブランドに的を絞り、情報を集めるのがオススメです。
あえて競争率が低いオーディションを狙うのもアリ
近年、「自分の子供をキッズモデルにしたい!」と願う親御さんは増加傾向にあります。
オーディションに対する認識度も高まっていますから、人気ブランド開催オーディションはかなりの難関となっています。
知名度の高いブランドで華やかな活動をしたい!という気持ちもわかりますが、あえて競争率が低いオーディションを選んで受けるのも戦略の一つです。
競争率が低いオーディションとは、応募人数が少なく、合格人数が多いオーディションのことを言います。知名度が高くないブランドで、オーディション開催頻度が高いところを選ぶのがオススメです。
ウェブカタログ用のモデル募集などの場合、一度に数十人が合格するようなケースもあります。まずは合格することで、子供に自信が身に付きますし、キッズモデルとしての活動実績にもつながります。いずれ知名度の高いオーディションを目指すためにも、経験は重要です。
大きなチャンスにつながるオーディションとは?
多数開催されるキッズモデルオーディションの中には、大きなチャンスに結び付きやすいオーディションも存在しています。キッズモデルとして経験を積んだら、こうしたオーディションに挑戦してみるのも良いでしょう。
大きなチャンスにつながりやすいオーディションとは、人気雑誌とのコラボ企画で開催されているものです。小学生女子にも人気が高い「ニコ☆プチ」や「JSガール」などの雑誌に掲載されているブランドは、雑誌とのコラボで大々的にオーディションを行うケースも多いものです。
合格すれば、キッズモデルとして雑誌デビューも約束されています。また雑誌主催のファッションショーなど、活躍の幅が広がるはずです。
オーディションへの参加前に……覚悟するべきことも
さて、こうしたキッズモデルのオーディションですが、「受ける!」と決める前には、いろいろと覚悟しておくべきこともあります。心の準備ができていないままオーディションに臨んでも、苦い経験として終わるだけ。
事前にしっかりと考えておくことが大切なのです。
まず、一番に考えておくべきなのは、「子供自身の気持ち」についてです。親だけが「キッズモデルにさせよう!」と盛り上がっていても、子供自身にその気がない場合もあります。
決まった洋服を着せられ、写真を撮られるのは子供自身です。「華やかな世界だから」という理由だけで突っ走るのではなく、子供の気持ちに耳を傾けるべきでしょう。
子供自身がまだ幼く、自身の感情をうまく説明できないような場合には、両親の目で子供の資質や性格について、きちんと判断するのがオススメです。
そしてもう一点忘れてはいけないのが、「お金」についてです。
オーディションは書類審査から始まることがほとんどですが、本審査に進むことができた場合、審査会場までは自費で移動することが求められます。
子供の分と付き添いの大人の分、交通費や食費、場合によっては宿泊費がかかることになります。
このほかにも、オーディションに参加するためにブランド商品購入を求められるケースもありますから、そういったお金をどこから用意するのかについても、きちんと考えておくと安心できます。