芸能界を目指す方なら、一度は身長の壁があると耳にしたことがあるのではないでしょうか。
これは、「子役は身長120cmを超えると、仕事が激減する」などとネットなどで書かれたりしているものですが、キッズモデルにどれほど身長の壁があるのかは未確認です。
当初、キッズモデルも120cmを超えると仕事が激減するかと思っていました。事実、モデル募集の応募条件に、身長115cmまでとしているBeBeブランド(noeilは110cm)や、身長110cmまでとしている赤ちゃん本舗やDaily Newなどがあります。(これらのブランドにおけるすべてのモデル応募条件がこの条件ではありませんので、応募の都度、ご確認ください。)
しかし、探してみると応募条件を身長130cmまでとしているものや、身長140cmまでとしているものも簡単に見つかりましたので、一概に何cmだとキッズモデルは難しいというのは、ないのではないかと思います。
確かに、「このポスターのモデルになりたい」などと明確な目標があるならば、応募要件を満たせるかという意味で、身長の壁があります。応募条件としている身長に幅を持たせてくれているところもあれば、全く幅がないところもあります。
また、モデル事務所に所属しているキッズモデルのプロフィールを見てみると、みんな、身長はバラバラだったりします。例えば、子供服の通販雑誌一つを見ても、未就園児のような小さい子も、中学生のような大人に近いサイズの子もモデルとして登場していますね。
ただ、お仕事によって、傾向があるようです。全国区のキッズファッション誌のモデルは、小学生高学年で身長160cmが一つの目安になります。
クラスで、大きい方にあたる子たちですね。
キッズファッション誌のモデルになると、身長も重要ですが、全体のバランスのほうが重要になります。身長に対する体重のバランスや、脚・顔・腕などのバランスなどです。といっても、誌面の隅に載る程度ならあまり気にする必要はないようにみえます。
もし、子供のころだけでなく、大人になってもモデルを続けたいと考えるなら、身長が高い方が有利です。
ドラマや映画で活躍する子役は、小さい方が中学生になっても小学生の役ができるなど、役の幅が広がると言われます。モデルの場合も、小さいうちは若干、小さめのほうが有利感があります。体が同じサイズなら、年齢が低く扱いが難しい子より、聞き分けが良いある程度の年齢の子の方が、撮影向きでスタッフ受けもよくなります。
しかし、中学校程度になると、大人と同じようなサイズの服が増えますので、それをバランスよく着られる背の高い子の方が有利になってくるようです。
キッズモデルというお仕事をしたいと考えるならば、お子様の身長が有利に働くことも、マイナスに働くこともあると思います。無理に身長を抑えよう、伸ばそうとせず、お子様の成長を温かく見守り、身長にあったお仕事を探す方向に頑張ってみてはいかがでしょうか。