子を持つ親ならば「うちの子はかわいい」と思うのは当然です。ですが、わが子が肉親以外の周囲から「モデルになれるくらいかわいい!」と言われ続けてきたら…あなたならどうしますか?今やキッズモデルの需要は年々高まり、テレビやCMはもとより雑誌などの各メディアで多くの子役が活躍する時代です。わが子の、他の子には無い「キラリとした素質」を発揮したいと考えているママさん、今日は必見です。

■どんな子供がオーディションに受かるの?

キッズモデルは、大人モデルとは違って顔やスタイルの良さだけが重要視されるわけではありません。もちろん周囲から秀でた容姿も大切ですが、そこにキラリと光る個性やセンスが必要となってきます。性格面は、普段から明るく元気で、人見知りをせずに誰とでも会話のできるコミュニケーション能力にたけている子は、キッズモデルに向いています。

体格面は、見た目は幼く見えても性格や行動が落ち着いている点から、年齢よりも小柄な子が重宝される傾向にあるようです。反対に、人見知りがあったり繊細で神経質な子は、キッズモデルに向いていないと言われています。オーディションに何回落ちてもめげないハングリー精神の強い子が、競争の激しいキッズモデル業界を渡っていけるのです。

■オーディション合格の近道はプロダクションなの?

キッズモデルの一般公募はとても少ないため、キッズモデルへの近道として、まずプロダクションへの所属を検討する人が多いようです。しかし最近では、ファッション雑誌の読者モデルを経て専属モデルとして活躍しているキッズも多いので、プロダクションの是非は一概には言えないのも事実です。

今現在、日本には数多くのプロダクションがありますが、事務所によってモデルやタレント・歌手や俳優などの育成に関して得意分野は分かれています。わが子はどの分野に向いているのか、またはどの分野に対して興味を持っているのか良く検討した上で、プロダクションを探すことも重要なステップです。

■プロダクションはどこを選べばいいの?

わが子をプロダクションに所属させたい場合、どの事務所を選ぶかは大変重要なポイントになってきます。子供はいわばダイヤの原石ですので、その後どう磨かれるかによって成功するか否かが決まると言っても決して過言ではありません。

まずは、日本モデルエージェンシーの加盟店であることや、厚労省の認可をきちんと受けている事務所を大前提として探すことをおすすめします。また、事務所それぞれの得意分野をきちんと把握することが大切です。俳優や歌手の育成に力を入れているのか、モデルやタレントが多く所属している事務所なのかを前もって下調べしておきましょう。

■プロダクションのレッスン費用はいくら?

タレントを抱えるプロダクションや、歌や演技を教える養成スクールに所属するには、10万円ほどの入会金が相場だと言われています。
所属後は授業料やレッスン代で、毎月5,000円から20,000円ほどの出費を目安に考えておきましょう。
もちろん、事務所やスクールによって費用は変わってきますので、事前に入会金や月謝などの諸費用をきちんと確認することをおすすめします。

■レッスン費用以外にかかるお金はいくら?

プロダクションに所属すると、入会金やレッスン代の他に、年会費や宣材用の写真撮影代金もかかってきます。また、撮影現場までの往復交通費や宿泊代に食事代などのさまざまな費用も自己負担が多いので、親の負担も大きくなってきます。

プロダクションを選ぶ際は、その都度登録料や年会費はいるのか、撮影の衣装代は自前なのかなど細かい金額の確認も怠らないようにしておきましょう。

■街でスカウトされたけど信じていいの?

スカウトの中には悪質な事務所も多く、後に金銭トラブルにもなりかねませんので注意が必要です。子供がスカウトされたら、まずは名刺をもらうだけにして退散するようにしましょう。後日、その名刺の住所や電話番号を調べて、その事務所が労働大臣の許可を得て運営されているかどうか確かめてください。事務所名を検索して、水面下でスカウト詐欺などが行われていないかなど、ネットでくまなく調べることも大切です。

■オーディションを受けるには費用はかかるの?

一般公募などのオーディションを受ける際は、基本的にお金がかかることはありません。ですが、現地までの交通費や遠方の場合の宿泊代、オーディションを受ける際に必要な衣装や小物などの必要経費は自己負担になります。

■オーディションに親の面接はあるの?

キッズモデルのオーディションの中には、子供だけでなく親も一緒に面接を行う場合があります。それは、親を見て子供の内面を知りたいという、主催者側の意図によるものです。こういった親の面接の有無を知ってる知っていないでは、面接時に大きな差が出ることは間違いありません。オーディションを受けると決まった際には、親が受ける面接対策もしっかりしておきましょう。

■オーディション合格するためには東京近郊に住んでいないと不利なの?

東京近郊在住と地方在住では、東京近郊在住の子供の方が何かと有利ではあることは間違いありません。それは、日本の芸能活動の拠点は東京に集中しており、オーディションや受かった後のレッスンなども東京で行われることが多いからです。

しかし、今は地方都市などのプロダクションに所属し、地方でのテレビや雑誌・イベントなどで活躍するキッズも数多くいます。
まずは学業を優先させながら地元で芸能活動をしつつ、いずれ東京進出を考えると言った選択肢があって良いのかもしれませんね。