赤ちゃんモデルは、撮影当日本当に大変です。

朝から起こす時間を計算し、抱っこをして満員電車に乗り…

母親は現場到着までにクタクタになってしまいます。

 

なにせ、一人では何も出来ない赤ちゃんは、

写真を撮られるお人形のようなもの。

当たり前ですが、身の回りのことは全て母親がしなければなりません。

持ち物も、小さな赤ちゃんであればあるだけ多くなります。

 

あやすための赤ちゃんお気に入りのおもちゃ、ミルクにおむつ、

離乳食(ロケ弁が食べられないため)、授乳ケープ、

着ている洋服を汚してしまったときのための着替え、

自前の衣装を持参する場合は衣装を2~3着、

その他にも必要に応じて増えていくと思います。

 

赤ちゃん一人に大量の荷物だけでも、本当に大変です。

 

そしてスタジオに着いて赤ちゃんがご機嫌であったとしても、

長い待ち時間によりぐずりだしてしまいます。

いざカメラの前に呼ばれたときには、

眠さのあまり大泣きなんていうことも。

 

現場にいるスタッフよりも、

赤ちゃんのことが分かっているのは母親です。

赤ちゃんを落ち着かせ、笑顔を引き出すのも母親の役目なのです。

 

撮影専門のスタジオの場合、充分な控えスペースが用意されていないこともあります。

複数のモデルが呼ばれているときには、椅子だけが並べられた

狭い部屋に抱っこの状態で何時間も待たされるということもあるのです。

 

実際に、椅子だけが並べられた狭い控え室に、

呼ばれた10組の親子が抱っこの姿勢で丸一日待機したという体験談もあるほどです。

2日間の撮影のため、2日間その状態でいたために、

母親はひどい腰痛になってしまったそうです。

 

しかし、本来ならば人数に見合ったスペースは確保されるべきなので、

このようなことが頻繁にあってはなりません。

 

しかし、赤ちゃん連れの大変さに理解がなく配慮のないクライアントも、

残念ながら存在します。反対に、赤ちゃんがお昼寝が出来るよう

仮眠をとる部屋を設けてくれるクライアントもあります。

そうすると赤ちゃんも普段通りにお昼寝が出来るため、

ご機嫌になり撮影もスムーズにいくことがあります。

 

これらのことを考えると、とても大変そうとお思いになるでしょう。

実際に赤ちゃんモデルを続けていくには、マメは母親でないと務まりません。

『ちょっと記念に、おむつCM』と安易な気持ちで始めて初仕事を経験すると、

予想以上の大変さにイメージとのギャップを感じてしまいます。

 

それでもサポートする自信があるのであれば

私のように頑張ってみてくださいね!

 

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